クスッと笑える小話_5日目

 

(おかしな光景)

おじいちゃんがビデオカメラで孫たちを撮影していた。動き回る孫たちにおじいちゃんは、「こらこら、いま撮っているんだから、動かないでじっとしていなさい」と言っていた。

 

(絶句)

バイト先のイケメンの男性に「今度の日曜日の夜は予定ありますか」とささやかれ、ドキドキしながら、「いえ、何も」というと「じゃあ、当番代わってもらえませんか」と言われた。

 

大学入試の日、試験会場の教室に向かう途中で、スキーサークルの勧誘に会った。もらったパンフレットには、「僕たちと一緒にすべりませんか?」と書かれていた。

 

(同じ行動)

車で信号待ちをしているとき,ラジオで「体がだるいときは,頭のてっぺんのツボを押すとスッキリします」と言っていたので「どれどれ」と押してみた。すると,前の車のドライバーも頭のてっぺんを押していた。もしかしてと思って,バックミラーをみたら,後ろの車でも頭のてっぺんを押していた。

 

悪いと思いながら,妹の日記をこっそりと読むと,「今日,悪いと思いながら姉の日記を読んでしまいました」と書いてあった。

 

出会いがしらに外人とぶつかってしまった。同時におわびの言葉が口から出たが,「すみません」と言ったのは外人さん。「アイムソーリー」と言ったのは私だった。

 

たまごっちを学校に持っていき,先生に取り上げられた。一週間後,引き取りに行くとたまごっちは大きくなっていた。

 

(言葉通り)

私は高校の野球部に入部したとき,部長から「お前はうちの秘密兵器だ」と言われた。そして,秘密のまま卒業してしまった。

 

活字を読むのが苦手で,新聞や本に目を通すのが遅いため,「スーパー速読術」なる本を買ったのだが,それも読めずに結局積んである。

 

小学生の弟は,「安全第一」と書かれた看板に頭をぶつけてケガをした。

 

 

(試験の解答)

歴史の試験で「1600年,徳川家康と石田三成が○○で戦った」という穴埋め問題に,「必死」と答えた生徒がいた。

 

5歳の息子に算数の問題を出した。「ここにお菓子が6個あります。おかあさんが2個食べると,どうなるでしょう」。息子は「おかあさんのことが嫌いになる」と答えた。

 

社会科の試験で「憲法66条。内閣総理大臣とその他の国務大臣は○○でなければならない」という問題がでた。「文民」が正解だが,友人は「善人」と答えていた。

 

歴史のテストで「法隆寺を建てたのは誰か」という問いに,「大工さん」と書いた友人がいた。聖徳太子なのにね。

 

私の妹はお見合いの席で「生け花を習っています」とウソをついた。相手のお母さんに「何流ですか?」と聞かれて答えにつまり,苦し紛れに「自己流です」と答えたそうだ。

 

(子供の素朴な疑問)

「マッチ売りの少女」の読書感想に,「ただの死ぬ前の幻覚じゃないですか」といった生徒がいた。

 

三歳の息子に童話「赤ずきんちゃん」を聞かせたところ,息子は「オオカミはおばあさんを食べてはいけないね」と真剣な顔でいう。何と優しい子に育ったんだろうとうれしく思ったが,その後,息子は「おばあさんはおいしくないもん」とぼそりと言った。

 

(逆転の発想)

あるテレビ番組で密室トリックの特集があった。完全密室のトリックとして、「死体の周りに急いで家を建てる」という方法が紹介されていた。

 

(言い返された)

父と高校生の弟が喧嘩した。弟が「ぐれてやる」と言ったら、父は「それなら俺はボケてやる」と言い返した。

 

先生が生徒に向かって「一度しか言わないからよーく聞けよ」と言ったら、ある生徒が「一度しか聞かないからよーく言えよ」と言い返した。

 

母が弟と喧嘩して、「このできそこない」と言った。弟は母に「このつくりそこない」と言い返した。

 

会社で同僚が「そんなことをして何の意味があるのか」と聞くと、「そんなことを聞いて何の意味があるのか」と聞き返された。

 

(あんなことを言っていた友人の今)

私の友人は学生時代に、「人々に夢と希望を与える職業につきたい」と言っていた。彼女はいま、宝くじの売り子をやっている。

 

「俺、外資系企業に勤めているんだ」という友人は、マクドナルドでアルバイトをしている。

 

友人は「趣味が瞑想」というが、ただボーッとしているだけである。

 

父は囲碁大会に出かける前に「もし負けたら、頭を丸める」と宣言したが、父はハゲ頭だ。