クスッと笑える小話_4日目

 (緊張のあまりおおボケ)

妹の婚約相手に会った。緊張のあまり「はじめまして、妹の姉です」と言ってしまった。

 

初めての就職試験の面接で緊張していた私は、入室のときばかりでなく、退室のときにもドアをノックしてしまった。

 

中学生でガラの悪い番長的存在で恐れられている彼は、担任の先生のことを誤って「お母さん」と呼んだと噂になっていた。

 

(ウチの息子のあきれた迷答)

幼稚園で保母さんをしている友人は、園児に「先生は仕事しないで僕たちと遊んでばかりしていいの?」と聞かれたらしい。

 

4歳の息子は近所に住む双子の姉妹といっしょに遊んだ。息子は「どっちが本物かよくわからない」と言った。

 

弟は幼稚園のとき、動物園でずっとサルを見ていたことがあった。理由は人間に進化する瞬間を見たかったからだそうだ。

 

(勘違い)

外国のホテルについたとき,トイレに行きたくなったが言葉が話せず,ボーイにトイレの便器の絵を描いてみせたら,ボーイはスリッパを持ってきてくれた。

 

狭い道で選挙カーが他の車の通行を妨げていた。腹を立ててクラクションを鳴らすと,「クラクションでのご声援ありがとうございます」というスピーカーの声が聞こえた。

 

(バカ正直)

テレビのニュース番組で潮干狩りの特集をしていた。レポーターのおねえさんがさんざんあさりの話をした後,横にいる子供に「ボク,今日の晩ごはん,何がたべたいかな?」と尋ねると,元気よく「ハンバーグ」とさ。

 

母への誕生日プレゼントに何をあげるかを小学校の娘と話していた。「それとなく聞いてみようか」というと,娘は「わかった」と言って,母のところに行き「お母さん,それとなく聞いてみるんだけどね」

 

私の父はとても丁寧なビジネスマンだ。先日も,風呂上がりに電話がかかってきて,パンツ一丁で電話にでて,初めに「裸で失礼します」と言っていた。分かるわけないのに。

 

6歳の息子に「好きな女の子はだぁれ」と聞いてみた。教えてくれないので,クラスの子をひとりひとり名前を言ってみた。「違う,違う」と言っていたのに,ある女の子のときだけ,急に「教えない」に変わった。

 

歯医者で治療を受けながら,「私,医療事務をやっていたことがあるのです」と話した。後日,カルテがちらりと見えたのだが,「医療事務経験者,要注意」と赤字で書かれていた。

 

 

(なぜか大丈夫)

入院患者の家族どうしの話。「うちのおばあちゃん,おなじ話を何度もするので,うるさいと思うんですけど・・・」「全然大丈夫ですよ。うちのおばあちゃんは聞いたことをすぐ忘れる人なんですよ。」ふたりのおばあちゃんはすぐに仲良しになったそうだ。

 

バス旅行の途中でトイレ休憩があった。トイレは長蛇の列ができており,「早くしないと置いて行かれちゃう」と心配していたら,後ろに並んでいた人が「大丈夫ですよ」と言った。振り向くと,バスの運転手だった。

 

近所のおじさんは山へ犬を捨てに行ったそうだ。ところが山奥に入りすぎて道に迷い,その犬に連れ帰ってもらったとさ。

 

NHKテレビの高校野球の中継で、解説者が「このバッターはなかなかいいものを持っていますねぇ」といった瞬間、テレビカメラはその打者の下半身をたまたまアップで映していた。

 

ホテルで客室係をしていたときのこと。掃除をサボって客室のテレビで高校野球を見ていたら、上司が点検に来た。「おい、終わったのか」と聞かれ、つい「いえ、まだ八回裏です」と答えてしまった。

 

(物忘れ)

敬老会で手品を披露した。トランプを一枚抜いてみんなに見せて、元に戻してからよく切り「さて、さっきのカードは何でしたか」と聞くと、老人の方々は「何だったか、忘れちゃったよ」と誰一人覚えていなかった。

 

うちのおばあちゃんは、「近頃、言葉がすぐに出てこないもんだから、ボケ防止のために、あれやってんのよ、ほら、あれ」という。「クロスワードパズル」という言葉がでなかったようだ。

 

うちのおじいちゃんは、ボケ防止のための本を買ってきたが、次の日にまた同じ本を買ってきた。

 

(まさかの結末)

弟がエッチなDVDを借りてきたまま入院してしまった。誰が返しに行くかで家族内でおおもめになった。

 

目が悪くなったのを隠そうとして、あらかじめ視力検査の表を覚えておいた。ところが、視力検査の日、先生の棒の先端がどこを指しているのかさえわからなかった。

 

(こんなことって)

9円切手をうっかり上下さかさまに貼ってしまった。「3円不足です」と書かれて戻ってきた。