電験_送電線No27_送電線事故発生時の等面積法による系統安定条件(1種 送配電−平成6年−問題2)

 

 図のような2回線送電線で,送電端と受電端の相差角δがδ0の状態でPsなる電力を送電している。

 

このとき2回線のうち1回線に故障が発生し,相差角がδcになったときに1回線が遮断されて故障が除去された。

 

この系統が安定を保つためにはδcはどのような値でなければならないかを等面積法を用いて求めよ。

 

ただし,故障発生前の送電可能電力はPmax,故障発生中の送電可能電力はr1Pmax(0<r1<1),故障除去後の送電可能電力はr2Pmax(0<r2<1)とし,発電機入力はPsで一定とする。

 

○解答