電験_配電線No.7_6.6kV配電線の検相作業の原理( 1種 送配電−昭和63年−問題3)

 

6.6kV非接地三相3線式架空配電線において,図のような開閉器(開状態)によって分離されている配電線の検相を行った。

 

検相には,開閉器リード線の外周に円環状の電極を設け,その電極間に発生する電位差を利用する検相器を用いたが,次の場合の検相器電極間に発生する電位差を求めよ。

 

ただし,円環状電極は内径20mm,長さ100mmでリード線に対して同心円筒状に施設する。

また,この電極の対地静電容量は0.1×10−9 Fであり,空気の誘電率は,8.85×10−12 F/m,配電線が同相の場合の位相差は0とする。

 

(1)リード線は絶縁電線で,導体の直径10mm,絶縁物の厚さ2mm,絶縁物の比誘電率2.0とし, A,B側ともに線間電圧が6.6kVである場合

 

(2)(1)においてB側の線間電圧が6.3kVである場合

 

    [参考]

     loge (7/5)=0.336,  loge (10/7)=0.357

 

○解答