電験_配電線No.3_第5高調波と直列リアクトル（２種 平成8年）

上図のように，三相3線式高圧配電系統から6600kVで受電している需要家がある。

負荷の一部に定格入力容量600kVAの三相の高調波発生機器があり，この機器から発生する第５高調波電流は定格入力電流に対して１７％である。次の問に答えよ。

ただし，受電点より配電系統側のインピーダンスは１０MVA基準でｊ8％，受電用変圧器の容量は，1000kVAでそのインピーダンスはｊ4％，進相用コンデンサの容量は200kVAとし，高調波発生機器は電流源と見なせるものとする。

（１）機器から発生する第５高調波電流の受電点側に換算した電流値（A)を求めよ。

（２）進相用コンデンサに，そのリアクタンスの６％のリアクタンスを有する直列リアクトルを接続した場合，受電点から配電系統に流出する第５次高調波電流を求めよ。

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