ワーキングメモリを強化する文章題(21日目)_想像力欠如によるパニック

 ☆もう大丈夫,貴方の短期記憶が大幅に改善する脳トレです☆

 

こんにちわ

 

ASD傾向のある人が想像力の欠如により,パニックにおちいりやすい特性について説明する。

 

ASD人は,脳器質から想像性(イメージ力)があまり得意ではないことから,突発的な出来事,予定の変更を嫌いがちです(私は予定変更があると不機嫌になってしまいます)。

 

それは,想像力の弱さをカバーするために,事前に準備を怠らず,計画性を重視しているが,それが変更になると,次の展開が容易に想像できずにパニックにおちいりやすいと理解できます。

 

ASD人がルーティンを好むのも,想像力の弱さへの対処をしていると言えます。

 

事前準備は大切ですが,ガチガチの計画を立てるのではなく,多少の柔軟性があった方が変化に対応できるはずです。

 

例えば,考え方として,ASD人は白と黒,0と1の思考になりがちですが,物事は白黒はっきりさせるのが難しく,展開によっては0になったり,1になったりと流動的です。

また,自分と真逆に考え方をもつ人もいることを忘れてはなりません。

 

具体的には,自分が好むものは(快なもの),その人は嫌うし(不快に感じる),自分が嫌いなものは(不快なもの),その人は好きなのである(快に感じる)。

 

自分の交流の中に,そのような真逆の人を見たことがないと思われるかもしれませんが,私の経験上,本当に真逆の人間がいます。

 

近くにいると相当なストレスです。が,新しい発見があって,面白くもありますし,人間としての成長が期待できます。

 

よって,白黒,01思考は,現実世界と異なることがあり,特に他人と関わるような事柄では,事前に理論武装した内容が乖離してしまうことが多くなります。

 

対策としては,白黒,01思考ではなく,白も黒もグレーもある,0も1も0.5もある程度に,3パターンの考え方をすることが良いです。

 

これまで1つのパターンしかなかったものが,3パターンになることによって,随分,柔軟で融通の効く対応ができるようになると思いますし,パニックになる頻度も減るのではないでしょうか。

 

それでは,21日目の問題を記載しますので,よかったら音声教材をご購入くださいね。

 

 

 ☆もう大丈夫,貴方の短期記憶が大幅に改善する脳トレです☆ 

1.算数文章題

 

(1)かなえさんは駅までの12kmの道のりを歩きます。時速3kmで歩くと,何時間かかりますか。

 

 

答え:4時間

 

(2)かつやさんはデパートまで900mあります。分速60mでデパートまで歩くと,何分で到着しますか。

 

 

答え:15分

  

(3)秒速20mで走っている電車があります。この電車が1.6kmの道のりを進むには何分何秒かかりますか。

 

 

答え:1分20秒

 

(4)みつひこくんは自転車で秒速4mで走っている。分速何mですか。

 

 

答え:240m

 

(5)とみこさんはハイキングで15kmの道のりを時速3kmで歩きます。何時間かかりますか。

 

 

答え:5時間

 

(6)けんたさんは1200mの道のりを,時速3kmで歩きます。何分かかりますか。

 

 

答え:24分

 

(7)たくとさんのハンドボールは,20試合して15試合勝ちました。買った試合は全試合数のどれだけの割合ですか。

 

 

答え:0.75

 

(8)面積が50m2の花壇があります。そのうち20m2にスイセンの花を植えました。スイセンの花は全体の面積のどれだけの割合ですか。

 

 

答え:0.4

 

(9)なしが40個送られてきました。そのうち,0.3の割合のなしがいたんでいました。いたんだなしは何個ありますか。

 

 

答え:12個

 

(10)かえでさんの学校は生徒全員で460人です。そのうち,0.05の割合にあたる人が欠席しました。欠席した人は何人いますか。

 

 

答え:23人

 

 ☆もう大丈夫,貴方の短期記憶が大幅に改善する脳トレです☆

2.一口メモ

 

 定型発達者の頭の中は,意外とふんわりしています。

ASD人のように理路整然と理論が固まっていません。

 

定型発達者は,会話であっても,問題解決の答えのある会話以外にも,相手との関係を近づけるための答えのないふんわりした会話を使い分けています。なお,答えのないふんわり会話で求めるのは共感です。

 

また,会話の内容が別れなくても平気です。なんとなく合わせます。

相手からの助言があった時は,納得感を示しますが,助言が全く活かされておらず,聞き流されていることもありますし,定型発達者はこれらをたくみに,平気で行います。

 

さらに,人間関係に興味があり,関係構築に精をだし,嫌われたり,仲間はずれになることを恐れます。

 

それゆえに,仲間外れにならないためのいじめ,ネグレクト(無視)の雰囲気に同調することが容易で自然の振る舞いである。その結果,ASD人のような少数派をネグレクトするのは何の苦労もなく,できてしまう。

 

ASD人が違った特質をもつ大多数の定型発達者に同意,共感を求めることはほとんど無駄な努力であり,ネグレクトの対象とされるのも理解できる。

 

このような思考,行動により,定型発達者によるASD人のネグレクトは結構,自然に起こり得ることのような気がする。

 

だから,ASD人は気にする必要はなく,気の合う同じような考え方をした仲間を探すのが,重要と考えている。

 

それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!

 

  ☆もう大丈夫,貴方の短期記憶が大幅に改善する脳トレです☆