ワーキングメモリを強化する文章題(12日目)_定型発達の雑談を考える

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定型発達の雑談を考えることになったのは,自分は仕事中に話しかけられて仕事が進まなくなることが非常に嫌だったことに起因する。

 

ASD傾向がある人は仕事中に,周りの定型発達の方々が楽しそうに雑談をしているのを相手にしないようにして黙々と仕事をしているのではないでしょうか。私はそうでした。

 

心の中では,なぜこの人達は仕事中に仕事以外の話を長々としているのだろう。また,この雑談がコミュニケーションを図り,仕事を円滑に進める上で欠かせないものと話された時には,ASD傾向のある人は,まったく理解できないのではないでしょうか。

 

この仕事中の雑談について,あれこれ考察してみようと思います。

 

まず,ほとんどの定型発達者は仕事を頼まれた時にどれくらい手が抜けるかを考えるのではないでしょうか。そして,日頃から業務時間中でも集中するところと手を抜くところをうまく使い分けていると思われます。一方,ASDの人は朝から晩まで全力投球なのではないでしょうか。まず,仕事のスタンス・真剣度が全く違いますね。

 

手の抜くところの探している定型発達者にとって,会社ではコミュニケーションが大切と認められていることを利用して,楽しく手を抜ける時間としてコミュニケーションを過ごしているのではと考えます。そんな時間はなかなか手放したくないですよね。これが雑談がなかなか終わらない理由の1つだと思います。

 

また,定型発達者の雑談の目的は相手との関係を築くことですので,中身は2の次で中身がないことが多いですね。別に中身がない会話でも言葉を交わして終わらせず,繋いでいくのが目的ですから,まるで,バレーのレシーブをみんなでつないで,アタックを打たずにレシーブを続けることのようですね。

 

一方,ASDの雑談は単刀直入,白黒はっきりさせたいため,目的思考の解決型の内容になりがちです。定型発達がレシーブをし続けたいと思っているのに,ASD人がバシッとアタックを打ってしまって,定型発達の方々をシーンとさせてしまうことって多くないですか。

 

ASD人は定型発達のレシーブをつなぎたい気持ちを察してあげて,ダラダラと雑談につきあってあげるしかないですね。白と思ったら,黒も考慮して,中庸的なグレーの部分も考えて雑談する。それくらいのスローなペースの会話が定型発達者の雑談レベルになるのではないでしょうか。

 

次はタバコ休み。定型発達者だけでないかもしれないけど,喫煙者はのタバコ休憩は1時間に10分として,1日8時間労働であれば,80分はタバコ休憩をしていることなる。いわゆる,業務時間の1/6はタバコ休みに使っていることになる。そうなんです,喫煙者はこんなにも仕事中に休憩しているにもかかわらず,ASDはろくに休憩もせず,黙々と全力で仕事を続けています。

 

ASD人はもっと手を抜けるとこは手を抜いて,ストレスをためないように仕事をした方が良い。定型の雑談の考え方や手を抜くところを考えているところや,タバコ休憩を考えてください。体を壊し,精神を病むほど,仕事はやる必要がないことが分かりませんか。

 

そう考えると,仕事をストップさせて,雑談をするのも一理あるのではないでしょうか。

 

それでは,12日目の問題を記載しますので,よかったら音声教材をご購入くださいね。

 

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1.算数文章題

 

(1)同じ重さの箱8個の重さを測ったら,全部で14.4kgでした。この箱1個の重さは何kgですか。

 

 

答え:1.8kg

 

(2)1㍑のガソリンで12km走るワンボックスカーがあります。このワンボックスカーは,2.7㍑のガソリンで何km走りますか。

 

 

答え:32.4㎞

  

(3)1mの重さが2.5kgのグレーチングがあります。このグレーチング0.7mの重さは何kgですか。

 

 

答え:1.75kg

 

(4)1/5 kgの袋に,くるみを7/15kg入れました全体の重さは何kgになりますか。

 

 

答え:10/15kg(2/3kg)

 

(5)ほうじ茶を1/6㍑飲みましたが,まだ,8/9㍑残っています。ほうじ茶は,はじめに何㍑ありましたか。

 

 

答え:19/18㍑(38/36㍑)

 

(6)1㍑のガソリンで12㎞走る自動車があります。この自動車が150km走るには何㍑のガソリンが必要ですか。

 

 

答え:12.5㍑

 

(7)1m70円のリボンを,かんたさんは1.3m,弟は0.6m買いました。2人が買ったリボンの代金の違いはいくらですか。

 

 

答え:49円

 

(8)みりんが大きなかんに6㍑,小さなかんに3㍑入っています。これを合わせて,1.5㍑ずつびんに入れます。びんを何本容易すればよいでしょうか。

 

 

答え:6本

 

(9)バインド線が6.5mあります。このうち,2.8mを使いました。残りのバインド線の重さをはかったら,44.4gありました。このバインド線1mの重さは何gですか。

 

 

答え:12g

 

(10)お茶が水筒に7/12㍑入っています。そこへお茶を3/4㍑いれました。水筒のお茶は何㍑になりますか。あふれる場合は何㍑あふれますか。

 

 

答え:16/12㍑(4/3㍑)で,4/12(1/3)㍑あふれる

 

2.一口メモ

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定型発達者は雑談や会議の議論をしただけで,仕事をした気になりがちである。

 

一方,ASD人はちゃんと結果を出さないと仕事をした気にならない器質である。

 

でも,大多数の定型発達はたいして結果もでなくても,会議で議論しただけで仕事が進んでいると勘違いしがちで,議論することが仕事になっている。

 

そんな職場では,発想の転換でASD人も,議論しただけで仕事が進んでいると勘違いしたらどうだろうか。それは本質的な解決ではないと思われるでしょうが,定型発達の会議や議論に,ASD人もやたら時間をとられて仕事が進まず,定型発達が仕事が進んでいるとの錯覚のもと,定時に帰宅するのに,ASD人は仕事が進まなかったと責任を感じて,残業してまで結果までもっていこうとする。

 

根本的な考え方が違うのですね。

 

さらに,一般業種では定型発達が評価されやすいので,真面目に取り組んでいるASD人が馬鹿を見ているような気がしてならない。だから,発想の転換でASD人も,議論しただけで仕事が進んでいると勘違いすれば良いのではとの発想になった。

 

また,定型発達者はみんなで議論すれば,内容がブラッシュアップされると思っている。

一方,ASD人はみんなで議論するよりも静かに1人で考えた方がブラッシュアップできる。ここにも根本的な違いがありますね。

 

社会は定型発達で構成されていることから,定型発達者の考え方を知るとともに,利用されたり,搾取されない行きかたを身に着けなければなりませんね。

  

それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!

 

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