ワーキングメモリを強化するための算数の文章題です。
通常,小学生はこれらの問題を紙に書きながら解くことになります。
さて,ワーキングメモリに不安を感じているおとなの私達には,このレベルの問題を聞き取って,暗算で計算して回答を求めることが,前頭葉にほどよい負担を与えます。
2日目の問題を記載しますので,よかったら音声教材をご購入くださいね。
1.算数文章題
(1)なし1個とオレンジ1個を買うと100円です。同じなし1個とオレンジ5個を買うと220円です。なしとオレンジの値段はそれぞれいくらですか。
答え:なし70円,オレンジ30円
(2)なおきくんのクラスの人数は35人です。家で小鳥を飼っている人が7人います。小鳥を飼っている人はクラスの何%ですか。
答え:20%
(3)えみさんの家では,1週間に灯油32㍑のうち12㍑を使いました。使った灯油は,全体の何%ですか。
答え:37.5%
(4)いちじくが14/15kg,キュウイが7/6kgあります。いちじくとキュウイではどちらが何kg多くありますか。
答え:7/30kgキュウイが多い
(5)12mのリボンがあります。これを同じ長さになるように5本に切ります。1本当たり何mとすればよいですか。
答え:2.4m
(6)水を3㍑ずつ16個のポリタンクに入れました。ポリタンクの水は全部で何㍑ありますか。
答え:48㍑
(7)1㍑のガソリンで,27km走るバイクがある。0.5㍑のガソリンで何km走りますか。
答え:13.5km
(8)1mの重さが5kgの鉄の棒があります。この鉄の棒1.7mの重さは何kgですか。
答え:8.5kg
(9)大豆が29.7kgとれました。これを3kgずつふくろにいれると何袋できて,何kg余りますか。
答え:9袋できて,2.7kg余る。
(10)たてが8m,横が14mの長方形の形をした花壇がある。横の長さはたての長さの何倍ですか。
答え:1.75倍
2.一口メモ
自分のワーキングメモリの少なさがADHD的に,生きづらさを生じさせていることに気がついてから,どのようなことをすれば,ワーキングメモリを強化できそうかを考えている。
ワーキングメモリを強化するためには,頭の中に情報をインプットする(覚える) → その情報をすぐにではなく,何かのタイミングでアウトプットできる(話す,歌う,楽器を弾く,ダンスをする,運動する,スピーチする)ことを繰り返すのが大切だと思う。
勉強ができなくても,ワーキングメモリが大きい人は意外にも多いように感じている。
成績が悪いが,どこか機転が効く,面白い情報を提供してくれる,映画の1シーンやセリフを再現して周りを楽しませてくれる,このような人がいませんか。
ワーキングメモリはすぐには大きくできないかもしれない。もしかして,脳器質的にインプットがとてつもなく困難なのかもしれない。
でも,ワーキングメモリすなわち前頭葉を活用することが,ASD的な悪質な悪い反芻の予防にもつながることから,ワーキングメモリが鍛えようとする試みはきっと役に立つはずだと考えている。
みなさんも一緒にワーキングメモリを活用した行動を頑張りましょうね。人生が楽しくなることを期待して・・・・
それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!
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