電力系統の予備力について解説[施設管理29]

電力系統の予備力の種類と概要について説明する。

 

目次

  1. 待機予備力
  2. 運転予備力
  3. 瞬動予備力
  4. まとめ

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1.待機予備力

 

発電機の起動から全負荷まで数時間要する供給力として,需要の想定値に対する持続的な増加,渇水,停止までに相当の時間的余裕のある電源,また,電源送電系統の不具合など,想定時間的に余裕をもって,予測しうるものに対応できるものである。

 

具体的には,停止待機中の火力発電所などが該当する。

 

2.運転予備力

 

即時に発電可能なもの,および,10分程度以内の短時間で発電機を起動して負荷をとり,待機予備力が起動して負荷をとる時間まで継続的に発電しうる供給力を言う。

 

社会的事情,天候の急峻などによる需要の急増,電源を即時に,または,短時間停止,出力抑制しなければならないときに,対応できるものである。

 

具体的には,水力発電所,揚水発電所,火力発電所の余力分などが該当する。

 

3.瞬動予備力

 

電力系統の瞬時の周波数低下に対して,即時に応答し,10秒以内で急速に出力上昇し,少なくとも運転予備力が発動されるまでの時間,発電可能な供給力を言う。

 

万が一,大規模電源脱落後においても,周波数が許容値を超えないように即時に対応できるものである。

 

具体的には,ガバナーフリーの余力分が該当する。

 

3.まとめ

 電力系統の予備力の種類と概要について説明しました。

 

予備力には,発電機の起動から全負荷まで数時間要する供給力で構成される待機予備力,10分程度以内の短時間で発電機を起動して負荷をとり,待機予備力が起動して負荷をとる時間まで継続的に発電しうる供給力で構成される運転予備力,電力系統の瞬時の周波数低下に対して,10秒以内で急速に出力上昇し,運転予備力が発動されるまでの時間,発電可能な供給力である瞬動予備力があります。

 

それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!

 

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