地中ケーブルの許容電流への布設状況の影響[送電線3]

地中ケーブルの許容電流は布設状況に影響を受けます。

 

その影響を及ぼす要因について説明する。

 

目次

  1. 埋設深さの影響
  2. 土壌温度の影響
  3. 土壌湿度の影響
  4. 布設方法の影響
  5. ケーブル条数の影響
  6. ケーブル配置の影響
  7. まとめ

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地中ケーブルの許容電流の大きさは周囲の温度の制約を受けます。

 

よって放熱効果が良好であれば許容電流が大きくなる。

 

1.埋設深さの影響

 

直射日光の熱でケーブル周囲の土壌温度が上昇する。

 

したがってこの温度上昇の影響を受けない程度の深さに埋設すれば良い。

 

2.土壌温度の影響

 

温度が低いほど許容電流が大きくなる。

 

3.土壌湿度の影響

 

湿度が高いほど放熱効果がよく許容電流が大きくなる。

 

4.布設方法の影響

 

直埋式,管路式,暗きょ式(洞道)の3種類がある。

 

管路式の許容電流が最も小さい。

 

5.ケーブル条数の影響

 

管路またはトラフ内のケーブル条数が少ないほど温度上昇が小さいため,許容電流が大きくなる。

 

6.ケーブル配置の影響

 

管路またはトラフ内のケーブル相互間の距離が大きいほど許容電流が大きくなる。

7.まとめ

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ケーブルの許容電流は周囲の環境によって変化します。

 

具体的には埋設深さ,土壌温度,土壌湿度,布設方法,ケーブルの条数と配置によって,放熱効果が異なってくることから,許容電流が変わります。

 

電験の合格率は低いですが,本ブログの記事を繰り返し学ぶことで栄光まで確かに近づいています。

 

電験受験に役に立つ情報を配信しますので,ぜひ参考にしてください。

 

それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!