Lubuntu 1804とubuntu 1804の違いは少ない

目次

  1. Lubuntuとubuntuの必要スペックの違い
  2. Lubuntuとubuntuのアプリケーションの違い
  3. Lubuntuのメリットとデメリット
  4. Lubuntuとubuntuのどちらをインストールするかの判断基準

1.Lubuntuとubuntuの必要スペックの違い

 

そのパソコン,まだ,使えます。

 

Lubuntu 1804LTS(2023年4月までの長期サポート版)を使えば,15年前のパソコンでも,本当に,使えたりします。使い方を限定し,複数のページを開かずに使用すれば,YouTubeの動画が閲覧できたりします。

お子さんのYouTube閲覧用のオモチャに,Lubuntuをインストールしてみてください。

また,お子さんでなくても,メモリが3GB程度ないなら,ubuntuよりも,Lubuntuを経験上,おすすめします。

 

各々の必要な主なスペックは以下の通り(経験上のデータで,公式サイトのものと若干違います)。

 

(Lubuntu 1804)

 

CPU: Celeron,Pentium M,  以上

メモリ: 1GB

HDD::9 GB 以上

 

(ubuntu 1804)

CPU:Core 2 Duo 以上の2 GHz以上のデュアルコアプロセッサ

メモリ:2 GB

HDD:25 GB以上

2.Lubuntuとubuntuのアプリケーションの違い

 

Lubuntuとubuntuは,壁紙,アイコンの位置配置は違いますが,中身が同じです。見た目が違うが,基本が同じで,二卵性双生児のようなものです。

 

それならば,Lubuntuにも,上位OSであるubuntuと同じアプリケーションをインストールしてあげれば良いというのが,私の提案です。私が販売するLubuntuの中古PCにおいても,アプリケーションは,基本的にubuntuと同じものをインストールしています。以下に,Lubuntuにインストールするおすすめアプリケーションを紹介します。

なお,ソフトウェアセンターも,Lubuntuもubuntuも同じです。

 

ワープロ:LibreOffice Writer

エディタ:標準はleafpadですが,お好みでgeditを

表計算:LibreOffice Cal

動画,DVD再生:SMplayer

音楽,CD再生:Rhythmbox

画像表示:shotwell

DVD作成:Brasero

3.Lubuntuのメリットとデメリット

 

Lubuntuを使用するメリットとデメリットですが,メリットしかありませんと言いたいくらい,Lubuntuは,良くできたOSだと感じています。では,まず,メリットからです。

 

(メリット)

・メモリを最低限しか使用せず,1.5GB程度あれば,快適です。

・CPUは,Pentium Mで,YouTube動画が,360P程度の画質で見れる程度。

     でも,Pentium MレベルのPCで動画が見れるのは,素晴らしいと思います。

      動画をダウンロードしたら,SMplayerがサクサク動きます。

      ネットワーク環境での動画閲覧は,厳しいようです。

・32bit対応で,古いPCでもインストール可能

・グラフィカルがインターフェースで,分かりやすいです。

     説明がなくても,なんとなく,使いこなせます。

 

(デメリット)   ※後日,対処方法を紹介しますので,安心してインストールしてください。

・サポートがubuntuよりも遅い。

・OSの更新で,立ち上がらなくなることがある(カーネルパニック)

・タッチパッドのON,OFFを端末(ターミナル)で行う必要がある。

・CPUと整合が悪く,インストールできない場合がある

 

4.Lubuntuとubuntuのどちらをインストールするかの判断基準

 

これまでに,中古PCを販売してきた経験から,Lubuntu 1804とubuntu 1804のどちらをインストールするべきかの判断基準を紹介します。

 

判断は,CPUで決めます。

 

Core2 Duo以上のCPUであれば,ubuntuをおすすめします。メモリは,64bitのPCであれば,4GBで快適です。最低でも2GB以上としてください。32bitでubuntuがインストールできた場合は,メモリは,3GBを目安としてください。32bit PCで,ubuntuがインストールできない場合は,Lubuntuとしてください。

 

一方,CPUが,Celeron,Pentium M,Core Duoの場合は,迷わず,Lubuntuとしてください。Pentium Mは,インストール時にトラブルが発生しがちですので,テクニックが必要です。キーワードは,PAEです。

 

Lubuntuであっても,メモリは大きい方が良いです。1.5〜2GB程度が理想的です。

 

以上より,私の販売するPCは,Lubuntuが多いです。

理由は,CPUがCore2 Duoであっても,64bitベースのubuntuがインストールできない場合があったり,メモリ増設に費用がかさんだりする場合があるからです。

ubuntuで,2GBの中古PCをよく販売していますが,メモリの増設希望があれば,お問い合わせから,連絡ください。2GBメモリを3GBに変更する場合は,500円程度で可能で,本当はおすすめしたいグレードアップです。

 

 

それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!

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コメント: 1
  • #1

    bayou (土曜日, 04 12月 2021 19:04)

    私も長年Lubuntuをinstallして使っています。ただしopenboxで。tint2やplankまたはcairo-dock、conkyなどを常駐させ、tint2もconkyも透明化しています。elementayOSよりおしゃれな仕上がりです。macよりもいいですね。varietyというwallpaper changerも自動起動させていますが、それでもメモリの使用は1GBに届きません。ブラウザを立ち上げてようやく1GBを超える程度です。conkyはスクリプトを書き換えてフォントや色もいじってます。menuも自分で書いていますので、100%自分好み。毎日、悦に入ってます。linuxを始めた頃は様々なデスクトップ環境を試しcompizを入れて3Dデスクトップなどもやりましたが、モノクロでおしゃれな(←導入当時)bunsenlabsを試したのをきっかけに、openboxにすっかり魅了されました。メインのPCは8GB-RAMですが、200?年製の3GBのPCでもサクサク動いてます。動画もまったく問題ありません。